カスタマイジング〜 ピラー張り替え入門編〜

Customizing

車の修理参考例

■レンジローバーのピラー張り替え参考例


         レンジローバーの天井を張替えたらピラーも一緒に張替えませんか?


純正の天井を取り外すときにはこのピラーカバーも一緒に取り
外しますので、この機会に張替えるとますますきれいになります
 純正のピラーカバーは布が張って有るのでは無く、
植毛(フロッキング)ですので部分部分が剥げ落ちていませんか?
 そのまま布地を張るのは接着率が極端に落ち危険ですので
まず、植毛部分をすべて取り除く必要があります。
 取り除く方法としては一番早い方法が、お湯を使用します。
湯沸かし器などの温度をある程度高くして、表面を濡らします。
 表面の植毛がボロボロに剥がれて来ます。
植毛が剥がれると、ベタベタのボンドが残りますので、シンナーをウエスに軽く染み込ませてふき取ると、きれいに取れますので
この作業を繰り返し行い、すべての植毛と下地のボンドを取り除きます。
シンナーを使用する場合は換気に十分気を付けるのと、塗装用マスクの装着をお勧め致します。(ホームセンターで購入可能)

植毛を取り除いたピラーカバーは、表面がツルツルしているのが分かると思います。
 この状態でボンドを付けれも接着は致しません。
下地作業として、画像のグリーンのようなスコッチブライト(研磨用 ホームセンターで購入可能)などで、傷を付けます。
この作業はとても重要な作業です、この作業を行う事によりボンドのピラーへの、接着がよくなり張り替えた布地が剥がれて来る
事を防止します。
特にアール部分などは布地を伸ばして張付ける事になりますので、特に念入りに削ります。
             足付け作業                 脱脂作業

画像左側が下地作業(足付け作業とも言います)を施した箇所
右側はまだ、足付けを施して無い箇所です。
作業を進め、張り方作業で剥がれる事が有る場合は、この足付けが、足りない場合の可能性が大です。

足付け作業が終了したら、全体の脱脂(表面の油分などを取り除く作業)を行います。
当社では、塗装用のシリコンオフを使用しておりますが、これは
板金屋さん、又はオートバックスのペイントコーナーなどでも、入手
可能です。
DIYで作業を行っている人はスプレー式のパーツクリーナーなどをよく使用しているようです。
           接着作業          布地の方向性は確認必要

次に接着ですが、両方にボンドを塗りこの画像の場合、上部のアール部分から張って行きます。
アール部分のしわを、取りながら張付けたら、下方向にしわを逃がしながら張っていきます。
通常、この手の布地は伸びが有りませんので、かなり苦労します。
アール部分に時間がかかり、他の部分のボンドが乾燥した場合は必ず、再スプレーは必ず行って下さい。
もし、アール部分を張っていて、剥がれるようであれば、ボンドが未だ乾燥が足りないか、足付けが足りないかのどちらかです。

張り終えたら余った布地を裏側に接着します
これで完成です。
使用する布地により、方向性(毛並み)が有りますので方向を
合わせるときれいに見えます。
     ピラー張り替え用にいかがですか       カラー  ブリティッシュグリーン
          カラー  ホワイトベージュ       カラー  ライトベージュ

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