カスタマイジング〜 ダッシュボードの張替え アルカンターラ編

Customizing

車の修理参考例

■アルカンターラでダッシュボードを張替える為の張り替え参考例(ワゴンR)


         ダッシュボードの張替えはまず本体を車両側から取り外す事から始まります。


ダッシュボードを張替える場合、本体を車両から外して張替えを
行います。
ただし、ダッシュボードは直射日光と温度の影響を、かなり受ける為、色あせ(色焼け)剥れのリスクは、避けられません。
張る材料により、ガラスへの映り込み(ガラスへの反射)なども影響しますが、黒のアルカンターラは純正の物より反射がなくなるので最近利用する方が増えているそうです。(特にスポーツ車)など。

最初に外したダッシュボードに付いている部品などを全部取り外します。
次にダッシュボードに着いているワックス分をシリコンオフなどの溶剤できれいにふき取ります。
今度は接着力を十分出す為に120番ぐらいの耐水ペーパーで丁寧にダッシュボード全体をペーパー掛けいたします(足付け作業)完璧に足付けが終われば再度、シリコンオフで全体をきれいにふき取ります、この作業が完璧でないと、剥れの原因となります
             ボンドを全体に塗る
              位置を決めたら再度ボンドを塗る

ダッシュボートと張り付ける材料にボンドをまんべん無く塗りますボンドが、手に着かないぐらい乾燥したら、張替える材料を上からかぶせてみて、位置決めをします、この時、ボンドの乾燥がまだベタベタ状態では位置を決める前に、接着してしまい、大変な
事になってしまいます、乾燥しても、決して慌てないで下さい。
ボンドは再スプレーする事により、断然接着力が増します。

張替える材料の位置が決まれば、次は本番の接着作業です。
中心から左右に張って行きますが、接着する場所には再度ボンドをスプレーします、これで強力な接着力が出ますので剥がす事はもう無理ですから、最初の位置決めは、時間をかけ、慎重に行います。(接着した場所を一度剥がして見て剥れるようであればボンドが乾ききってしまっている状態ですから、再度ボンドを塗り直して接着します)
         全体の張り上がり                 付属パーツ

ダッシュボードのベースを大体張り終えた画像ですが、ビニールレザーと違い、暖めれば伸びる、と言う材料ではありません。
アルカンターラなどの布地は伸びが有りませんので、布地の特性を良く理解していないと、なかな張る事は難しいでしょう?

付属のパーツも張替えますが、このように穴、など入り組みの多いパーツは通常張替える事はしないのが原則です。
それは張替えることにより、汚く見える場合があるからです。
このようなパーツは艶消しの同色で塗装をお勧め致します。
          パーツを本体に組み込む               張替え完了

ダッシュボードベース本体に張替えた、パーツを組み込みします
張替える材料の厚みが出て組み込むのに不具合が生じる場合がありますので、事前にそのような部分は削るなどの処理を必要とします。

完成です。
簡単に順序を説明致しましたが、決して簡単な作業では有りませんので、十分に練習の上、(中古部品で練習してみる)挑戦してみてはいかがでしょう。

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