カスタマイジング  ハイエース200系SGLの天井張替編〜

Customizing

車の修理参考例

■要望の多いハイエース200系SGLの天井張替の作業手順となります。

  天井を取り外す時に天井が大きいので折り曲がりに注意しましょう。


取り外した純正の天井
エアコンの吸排気ダクトは外すと取り付け不可能の場合がありますので取り外さず張替致します。

純正の天井表皮は起毛フェルトのような材質ですのでボンドの吸い込み防止の為一度全体に下塗りを兼ねボンドを塗り完全乾燥するとボンドがしみ込まない為強力な接着が得られます。

通常レザー幅は120センチの為160センチに加工

          凹凸形状でも正確にラインを出しましょう

SGLの場合最低でもレザーの幅が150センチあると作業が楽
に行える為レザーを縫い合わせして160センチの幅に加工します

乾いた天井の中心を正確に出し中心にガイドラインを引きます。
    再度ボンド両方にボンドを塗り接着開始         一気に張らずに半分ずつ張るのがこつです

天井と布地の中心40センチぐらいのはばでボンドを両方に塗り
接着を開始します。
中心を合わせるのは大変ですが、あせらず時間をかけラインを
合わせます、ボンドが乾いたら再スプレーを繰り返しながら接着します。(かなりボンドは使用します。)

中心を決めたら片側半分づつ接着します、ボンドの乾燥は早いので張った場所を一度引っ張ってみて剥がれるようで有ればボンドを再スプレーして接着していきます、必ず接着の状態を確認しましょう

     シワをどこに逃がせばいいのか?

           シワがきれいに取れた状態

天井の形状は平らではないので必ずシワが出ます、シワを出さないようにと、引っ張りながら張って行くとレザーが伸びすぎて
余計なシワまで出来てしまうのでシワの部分は何度も再スプレーを行い少しずつ丁寧にシワを取って行きます。
(この作業が一番の難関です)

よくシワをどのように処理するときれいに張れるのか?との質問
が来ますが、言葉ではなかなかうまく伝わりません、これは有る程度の感覚と熟練を要す作業です。
一度体感するのにもってこいの作業は100均で洗面器を買って来て内側にレザーを張ってみるとシワの出方、シワの逃がし方が体験出来るのではないでしょうか?
    前側半分を張ったら今度は後ろ側半分の接着    後部のアール部分にシワが寄って来ます

この場合もレザーをめくり、ボンドを再スプレーしながら接着して
行きます、この部分は取っての凹凸があるので特にボンドはしっかり塗る事が大事です。

サイドと後部の平らな部分を接着して行くと角の部分にシワが集まりますので一か所でシワを逃がすのでは無く何か所にも分けシワを逃がして行きます。。
          取って部分のシワ                半分接着完成です

取っ手部分も前から後ろに接着して行くとだんだんとシワが多くなって来るのが分かります、ボンドを塗る前にこの状態でどの
方向に引っ張ればシワが消えるか確認してからボンドを塗り接着しましょう。

これが半分張り上がった状態です、この状態で寒い時期は全体をドライヤーなどで温めながら軍手をはめ、圧着しましょう。
レザーは重量が有る為接着が弱いと重力で剥がれてしまいます
             もう半分の接着         逃がしたシワは外側に寄っています

反対側も同じように再スプレーを繰り返しながら接着して行きます

表面が張り終えた時点でボードの端にシワが有りますがこれは
裏側に捲って接着すればきれいに無くなります。
   レザーの縫い合わせ部分はWステッチ仕上げ                 完成

レザーの縫い合わせ部分はダブルステッチで仕上げる事により
縫い目の段差を最小に抑える事が出来るので見た目もきれいです

1ボックスなど大きな天井の場合スプレーボンドを使用すると
かなりな金額になってしまいます、コンプレッサーが有る場合は
スプレーガン用のボンドを使用した方がコストはかなり下がります。
     
     
     
     

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