カスタマイジング 〜ミニバン の 天井張替え〜

Customizing

車の修理参考例

■オデェッセーの天井の張替え(パンチングアルカンターラ仕様)


ミニバンの天井の張替えに挑戦したい方 参考にしてみて下さい。


純正の天井を車から取り外します、今回は2色を使用しますので最初に色分けをする部分を決めておく必要があります。。

張り終えた仕上がりの状態です、真ん中にベージュのアルカンターラパンチングを使用して、両サイドは黒のパンチングアルカンターラを使用しました。ラインを正確に出すことが綺麗な仕上がりの秘訣です。では詳細画面で作業順序をご確認下さい。

重要なライン取りと下地作りに入ります。

   ここが重要ポイント 布地の縫い合せ

純正の天井の表皮は剥がす事は出来ませんので張替えはこのままの状態で行います。
色分けの為、正確なラインを出しますが、純正の天井は平らでは有りません、その為にレザーレベル器を使用してレーザーで
正確なラインをマーキングします。

二色の布地を縫い合わせ致しますが決して焦らず、真っ直ぐに縫い合せる事が仕上がりの良さを左右致します。
家庭用のミシンでも大丈夫ですが、使用する糸の太さは30番を
使用すると、切れる事が無く縫い合せも楽に出来ます。

最重要ポイント 張る前の下地処理、怠ると剥がれる事になります。

   布地にボンドを塗ります

純正の天井表面は少し毛ば立っていませんか?この状態にボンドを塗って布地を張り付けようとしての張れません、それは
塗ったボンドが表面の材料に染み込んでしまっているからです。

染み込みを止める為に一度全体にボンドを塗り表面の染み込みを止める必要があります。
まず、全体にボンドをまんべんなく塗り特に凹凸の部分は塗り残しの無いようになんども塗ります、気温にも左右されますが丸1日放置して完全乾燥される必要があります
完全に乾燥すれば、もう染み込みは有りませんから安心して作業に取り掛かる事が出来ます。

ボンドはスプレーボンドを使用するのですが、よく問い合わせで刷毛で塗るボンドではダメか?と聞かれますが、刷毛塗りでは均等に塗るのが難しいのとベタベタになって布に染み込む場合
があります
、やはりスプレーボンドでまんべん無く均等に塗れば
乾燥も均等に乾くのでスプレーボンドをお勧めします。
ボンドが布地などに着いてしまった時は(シリコンオフ、ホームセンターの塗料売り場、又はカー用品店の塗料売り場で購入出来ます)をウエスに染み込ませて軽いタッチで、なぞる様に拭き落として下さい、力を入れて拭くことや、染み込むまで濡らす事は、剥がれの原因になります。

いよいよ布地の張付けです。乾燥しても焦らずに”

   

最初にマーキングした天井のラインと布地のラインを合わせて中心部分を位置決めします、この時もうボンドが乾燥しているようであれば、天井と布地の真ん中部分だけに再スプレーをして
ボンドを塗ります、真ん中が接着した事を確認したら左右どちらかずつ張って行きます、ボンドは乾燥が早いですから、一度に張ろうとしても絶対に張れませんので、ゆっくり確実に少しずつ
張る部分部分で再スプレーしながら接着する事が、最重要です

凹凸の部分はもっとも剥がれやすいく、しわになりやすい部分ですから、再度、天井材と、布地にボンドを再スプレーして、確実に接着する事が大事です。
もっとも強力に接着する乾燥時間は皆様が一度余った布地で試して見ることが一番早い見分け方です。
全部張り終えたら、再度、軍手などをはめ、全体に手の平で
圧着して下さい、空気など入っている場所が無いか確認の意味
でも最終圧着は必要な事です。
(ボンドを使用するので換気のよい場所で作業を行うこと)

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