フリーランダー2の天井張替え参考 編〜 カスタマイジング

Customizing

車の修理参考例

■フリーランダー2の天井張替 編

   こちらの天井は国産の天井と同じように下地ライニングに若干起毛が残るので下地作業は丁寧に行いましょう
フリーランダーの天井、純正布地と劣化したウレタンを取り除いた状態、ここから下地を仕上げて行きます。

テンションのかかりそうな場所の凹凸部分は丁寧に下地処理が必要になります。
       毛羽立ち状態のライニング表面             ベタベタして毛羽立ち状態のライニング

ランクル100、フーガ、などと同じように毛羽立ちがみれれます


毛羽立ちに付け加え、劣化したベタベタウレタンかすが残っている

       この状態では張替は出来ません            アセトンを使用して清掃して行きます

この状態で張替を行うのは大変危険です

アセトンをタオルウエスを使用して丁寧に溶け出したウレタンをタオルウエスで取り除いて行きます、ウエスに溶け出したウレタンが染み込んで行くのが確認出来ます。
       清掃箇所と未清掃箇所の比較           布地とライニングに下地用ボンドを塗る

アセトンで清掃した部分と未清掃部分の差が確認出来ます

全体を清掃後1度完全にアセトンを乾燥させ、布地とライニングに下地用にボンドを塗ります、これは重要ですので省略無しに行いましょう
           布地の位置決めをする                後部の凹凸部
 
両方乾燥したら、ライニングに布地を乗せ、位置決めをしますこの時点で布地が接着したらまだ乾燥が足りない証拠です
   
位置決めが決まったら張って行く部分、部分にボンドを再スプレーしながら張りこんで行きます。
           フロント凹凸部               フロント凹凸部
 
当社ではボードを左右に分けて片側づつ張って行きます
   
フロント側凹凸部、前側に布地のたるみが出ても、裏側に引っ張ってみるときれいに消えるのが分かります。

左右を張り終え周りの余った布地を表を見ながら裏側に張って行きます、所々に出たシワが無くなる様に少しずつ張って行きます 
           
 
○印の部分はテンションがかかる部分ですので、下処理段階で十分に清掃する事が剥がれない秘訣です。
              大きな凹凸箇所                   張替完成

後部のコーナーの大きな凹凸も布地を伸ばしすぎると布地が余り過ぎてシワになるので注意です。
   
この天井は凹凸が少なく張りやすい天井ですが、下地処理を怠ると必ず剥がれますのでご注意下さい。

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