古い車両の天井張替時の下地処理参考例

Customizing

車の修理参考例

■15年以上前の車両によくみられる、天井内部ウレタンが溶け出している天井の下地処理方法参考例


ヨーロッパ車の天井によく見受けられる内部ウレタンの削除方法です。


天井を取り外す時に内部ウレタンが車内に飛び散らないように
注意が必要です、カーペット、シートなどに付着すると大変な事になります。

表面の布地をめくると、下地の溶け出したウレタンが現れます

      純正の布地とウレタンを剥がす

          ウレタンの削除作業 最重要

表面の布地を剥がした状態

スクレーパーなどを使用してベタベタのウレタンをきれいに
取り除いて行きます
     ウレタンを取り除いた状態       まだ残っているベタベタウレタンの削除

この状態にするまではかなりの時間を要しますが、この下地
処理が一番大事な作業です、この作業をきちっと行わないと
張り替える天井材が接着不良を起こし剥がれの原因となります

表面のウレタンを取り除いてもボードに溶け出したウレタンが染み込んでいますので、この溶けたウレタンをきれいに取り除きます、今回使用した溶剤は アセトン です、ウエスにアセトンを染み込ませて少しずつベタベタを取り除いて行きます。

           使用したアセトン

         純正色との違いについて

この溶剤はホームセンターなどのFRP材料売り場で入手する事が出来ます、シンナーなどと違って使いやすく、シンナーのようにベタベタのウレタンをますますベタベタにする事が有りません

きれいに清掃後軽くワイヤーブラシでキズを付け足付けします
特に凹凸部分は完璧に処理を行って下さい、下地のボンドは
元々のボンドと反応を起こさないコニシ製G17などがお勧めです。

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