ベンツ Vクラス の天井張替 参考例 カスタマイジング

Customizing

車の修理参考例

 Vクラスの天井はかなり重さがあり、中央部分のファスナーが外れて、たわんでいる場合が多いので注意

  今回張替えに使用した布地は 表面織物タイプのDグレーです、幅が155センチあり余裕で張れます


Vクラスの天井はかなり重さがあるので注意しましょう
特に、裏側の固定用ファスナーが剥がれてしまっている
車両が多いので、天井のゆがみに注意です。

表目の布地を剥がすと、劣化したウレタンが現れます。
かなり、ベタベタの状態の車両が多いので注意です。

        劣化したウレタンの削除

           劣化したウレタンの削除   

ウレタンの削除には、ブラシや、ワイヤーブラシを使用すると
便利です。

  細かな、凹凸部分は特に念入りにウレタンを削り取ります
ワイヤーブラシは最低3本は使うのではないでしょうか。
         重要な下地処理            重要な下地処理

劣化ウレタンは、ワイヤーブラシで完璧には落とし切れませ
ので、解けて残ったウレタンは、アセトンで、きれいに拭き落とします、この場合使用するウエスは、古くなったタオルを使用すると、良く落とす事が出来ます。

アセトンで、だいぶベタベタが取れたと思いますが、した処理は
まだまだ不十分です、アセトンを良く乾燥させたら、次は、サンドペーパーの、120番以上の荒いペーパーで、細かな凹凸部分を、重点に足付け作業に入ります、ペーパーにベタベタウレタン
が、付くのがよく分かると思います、まがこれだけベタベタウレタンが、残っているのです。


          重要な下地処理

            重要な下地処理

ペーパーでの下地処理は最重要な、作業ですので
根気良く行いましょう。
この作業をしっかり行わないとはがれます。


した処理が終わったら、再度アセトンで全面を拭き取り
ベタベタが残ってないか、確認して、乾燥させます。

         下地用 ボンドの散布             片側の張り込み完了   
 
下地用に、全面にボンドを塗り、しっかりと乾燥させます。
この作業は、かなり重要な作業です。
   
下地用ボンドを塗り、一度乾燥させたら、本番の張り込み時に
再度全体に軽くボンドを塗ります。
     張替え用布地の張り込み作業          最初に端までボンドを塗るのは禁物
 
張替え用布地の方にも、下地用ボンドを全体に塗って、一度
乾燥させます、張り込み時には張る部分に再スプレーをする事により、強力な接着力が得られます。
一度下塗りをして乾燥させると、張り込み時に塗るボンドがウレタンに染み込まない為、です。
   

一度に全体を張ろうとは思わないで半分づつ、慎重に張り込んで行きます、張る部分には必ず、ボンドを、軽く再スプレーしながら、張って行きます、ボンドはベタベタには塗らない事です。
下地用にボンドを塗っているのはこの為です。
        裏側にまくって処理           前側の張替え完了
 
表面を張り終えたら、余った布地を、少しだけ裏側にまくって
接着します、剥がれ防止と表のシワ取りを、兼ねます。
   
今回使用している布地は純正とは、表面のタイプが違いますが
伸びが有り、幅も十分ある為、余裕をもって作業が出来ます。
              フロント部最大凹凸部分       限定販売 D グレー 布地

最大の難関部分の仕上がり


今回使用した、布地はDグレー、純正の表面起毛タイプとは
違い、織り込みタイプの布地を使用して、スポーティーに仕上げ
ました。
           後ろ側の天井の張替え             半分張り込み終了     
 
こちら側も、天井ボードと、張替え用布地には、最初に下地用に
ボンドを全体に塗り、一度乾燥させます。
張り込みに入る場合、天井ボードセンター部分に前から後ろまで
ボンドを軽く塗り、軽く乾かし、天井布地を乗せ、位置決めをします、位置が決まったら、布地をめくり、張りこむ場所にボンドを再スプレーし、張り込んで行きます。

   
片側の張り込みが終わりました、浮いている場所が無いか、
良く確認します。
          反対側の張り込み               天井固定用のファスナー
 
片側が終わったら、反対がを張り込んで行きます。
ボンドは乾燥が速い為、一度に全体にボンドを塗るのではなく、
張る場所ごとに、ボンドを塗ると無駄がなくなります。
このぐらいの大きさの天井になると、スプレーボンドではコストが
かかり過ぎですので、スプレーガンでの作業をお勧め致します。
   
天井固定用のファスナーです、ほとんどの車がこの、ファスナーが剥がれている為、再接着が必要ですが、ボンドではすぐに剥がれてしまいますので、  接着シーラーの シーカフレックス をお勧め致します。

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