カスタマイジング ディスカバリー3の天井張替え

Customizing

車の修理参考例

■ディスカバリー3の天井はサンルーフ部分の凹凸が大きく広幅の天井材が必要となります。


この天井はサンルーフ部分の凹凸が深い為表面の布地
のみが、ちじんでウレタンから剥がれているようです。

○印の部分がテンションがかかっている場所です。
張り替える場合の最重要箇所となります。

      純正のウレタンがきれいに残る

          電動工具などで削り落とす

表面の布地はきれいにはがれますが、純正のウレタンはほとんど残ります

残ったウレタンはすべてきれいに取り除く事が重要です。
しっかりと残っているウレタンは、ワイヤーブラシなどでは、なかなか取れませんので、工具を使用して削り取ります。

    ワイヤーブラシよりカップブラシ          隅々まできれいにウレタンを削り落とす

カップブラシなどを使用してライニングの下地を出して行きます

全体のウレタン削除作業
時間はかかりますが、この下地作りが重要です。

  細かなウレタンの残りを アセトン できれいに落とす         下地用ボンドを全体に塗る

ウレタンをきれいに削除したら、最後に全体と、特に凹凸部分を アセトン を使用して拭き上げます、これで最終下地作業です


アセトンを乾燥させたら、下地用ボンドを全体に吹きますこのぐらいの大きさになると、缶スプレーでは無理、無駄があるので、エア式のスプレーガンでのボンド使用をお勧め致します

 サンルーフ部分の凹凸部は念入りにボンドを塗る             張替え用布地の位置決め

下地用ボンドを塗る場合、特に ○印 部のテンションのかかる部分には、しっかりとボンドを塗りましょう。

張替え用布地のウレタン側にも、下地用に全体にボンドを塗り、一度乾燥させておきます、この作業も重要ですので必ず行いましょう。
乾いて、ベタベタしなくなったらボードの上に置き、位置決めをします、
この時点で布地が接着してしまうのは間違いです。
       センターサイド部分に寄るシワ             再度ボンドを塗り接着  

凹凸のある天井の場合、凹凸に合わせ布地を張って行く事が重要ですので、この天井の場合は真ん中から、上下に張って行きます 凹凸に合わせて張って行くと ○印 の部分に必ずシワが寄ります。

シワになった部分に再度接着用ボンドを塗り、シワを外側に逃がしながら張って行きます。
           シワがきれいに無くなる               片側を張り終えた

シワになった部分のシワは、きれいに無くなります。

このように、前側の凹凸部、後ろ側の凹凸部と張って行きます
       ○印箇所は最初に接着する事         サンルーフ部分の接着

○印 部分は純正でも、剥がれが見られる部分ですので
接着時は、伸ばして張るのでは無く、凹凸に合わせ張って行くというような、感じです。

凹凸部分は低い部分を先に張り、徐々にシワを逃がしながら、上側に張って行くイメージです、いたるところに、
シワが出ますが、じっくりと、張る部分に、ボンドを再スプレーしながら張って行きます
          全体を張り終えた             裏側サンルーフ穴部分の接着

全体を張り終えたら、手のひらで、なでるように圧着して行きます

サンルーフ部分は裏側に接着が必要ですので裏側の接着面も先に清掃しておく事が大事です。
○印の部分はかなりテンションがかかりますのでしっかり接着します
    布地を引っ張らなくてもこのように張れる様に                     完成

サンルーフ裏側はこのように接着が必要となりますので、布地を張る時点で、裏の接着方法も考えておく事が重要です

         張替えが完了です。
            張替え 完成           天井に合わせAピラーも張替え

このように凹凸部分が大きい天井は凹凸の分、布地も多く使うので注意しましょう。

布地変更により、Aピラーも共布地で張替え致します。
           Aピラー張替え完成         純正布地と  張替え用布地 比較

ピラー張替え用布地は、裏にウレタンの無い共布地を使用

今回使用した布地は表面織物幅広タイプの
Dライトグレー 製品幅158センチでした

布地3m使用
            サンシェード装着車               サンシェード分解
     
      ドア内張部分剥がれ張替修理       →→張替参考画像はこちらから

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